2014年8月7日木曜日

どろんこ米づくりイベント(夏キャンプ・除草)

CFAKidsと千葉県館山で無農薬/無肥料/無機械の米作りを行う、う米部~umai-bu~とのコラボレーションでこどもたちを連れて6月に田植えをしてきました。

そして、今回は米づくりイベントの第二弾です。

自分たちで植えたお米の様子を見ながら、
雑草取りをするというのが目的ですが、飯ごう炊飯あり
キャンプファイヤーあり、花火あり、流しそうめんあ り、スイカ割りありと普通は2泊3日か3泊4日でやるくらいの【楽しい!】や【初めて!】を詰め込んだ、濃~い2日間でした。

朝、眠い目をこすりながら集合すると、バスに乗って元気に
千葉の南房総へと向かいます。
宿泊場所である少年自然の家に着いたらお昼を食べて、まずは班毎に自分たちのお米のネーミング決めとパッケージ作りです。
ネーミング決めはあっさり決まる班と揉めに揉めた班と、
チームのカラーがとても出ていました。
大人たちはあえて議論を主導せずに見守ること1時間。。。
すべての班でお米の名前を決めることができました。
普通、保育園幼稚園のこどもたちと小学校低学年のチームで
大人が主導せずに議論をしても、結論が出ることはまずありません。
しかし、こどもたちが「自分たちのお米だ」という思いをもって粘り強く議論をしてくれたのでとても素敵なお米の名前を決めることができました。
そのお名前は・・・「ほしひめ」「こめちゃん」「にじの森」くどいようですがアイディアだしや議論で大人は一切口を出していません。
正直、自分で考えるよりよほど素敵な名前で大人としての自信を失いかけましたが、あらためてこどもたちの可能性を
実感する時間となりました。



そして、ヒートアップした議論の後は
今日の夕ご飯であるカレー作りです。
包丁で野菜を切るのも、カレーをカレー粉から作るのも火おこしも、ほとんどの子が生まれて初めてです。
見守っている大人のほうがドキドキするような状況ですが、
そこは怖いもの無しのこどもたち。
「けむーい!」「きいろーい!」とはしゃぎながら積極的に挑戦し、みごとおいしいカレーを完成させることができました!!

そしてあたりも暗くなり、キャンプファイヤー花火ともりあがったこどもたちはお風呂からあがった途端、バタンキューと眠りにつくのでした・・・
2日目はうす曇のお天気でしたが、真夏の農作業がある
この日の天気としてはベストです。
田んぼに到着したら、6月に植えたお米と1ヶ月半ぶりのご対面。
こどもたちが思っていた以上に大きくなっていたようです。
稲と雑草の違いについてレクチャーを受けたらいざ、雑草取り!
どろんこになりながら一生懸命作業しました。
「おいしくなってね」「元気に育ってね」と声をかけながら作業しているのがとても印象的でした。
頑張って雑草をとったら、基地に戻って流しそうめんです。そうめんを奪い合う子、お友達に分けてあげる子、余ったそうめんを飄々と救い上げる子とここにもこどもたちの個性がよく出ていました。
ほとんどの子が流しそうめんも初めてで、とても喜んでくれているのを見て、こどもたちの「幸せを感じる力」の高さに見習わなければとひっそりと心に誓う大人たちなのでした。。。

お昼の後は夏休みの絵日記を書いて、デザートのスイカ割です。
あっさりとスイカを割ってしまう班があれば、なかなか割れずに最後は先生のチョップで割った班もありましたが甘くておいしいスイカにこどもたちも大人も大満足でした。
そして楽しいときはあっという間に終わりの時間を迎えてしまいます。
最後に田んぼを管理してくださっている方にお礼を言って
館山を後にしました。

バスで足立区に戻って解散した後も「もう1泊したい」「また行きたい」と解散場所に残って言ってくれた子たちや、お迎えに来たおとうさんお母さんにこの2 日間の大冒険のことを報告する子。こどもたちの反応は様々でしたが、最後に見せてくれたみんなの笑顔で大人たちの疲れも吹き飛び、また頑張ろうと思えるのでした。



このキャンプ、こどもたちにとってはドキドキやワクワクでいっぱいの2日間だったと思います。こどもたちが楽しい!最高!の時間をすごしてくれるのがもちろん大切であり、わたしたちの目標ですが、ただそれだけではなく。

こどもたちが大きくなったとき、大人になったときに
人生の資産となるような、そんな価値ある時間をこれからも
提供していけたらなと思います。

次はいよいよお米の収穫です!!!


※本イベントは足立区協働パートナー基金より助成を受けて運営されています。