2013年11月6日水曜日

CFAKids誕生の経緯

今をさかのぼること約3年前・・・

私たちCFAKidsの立ち上げメンバーは、それぞれ別々の民間学童を運営していたり、職員として働いていました。

民間学童での仕事は、こどもたちと長期にわたって関わり、その成長を大きく左右するやりがいのある仕事です。

しかし、わたしたちには大きな不満がありました。

「経営者がまるでこどもたちの成長に興味がない」

民間学童はこどもたちと関わる仕事とは言え、民間企業が運営しているのですから利益が出る価格設定やコストを抑える仕組みは必要です。

しかし、現実の民間学童ではこどもたちに負担を強いて利益を確保する企業が多く存在していました。

職員の数を減らして実際にはひとりで保育を行っている学童。

外遊びを行わず、こどもたちを室内に閉じ込めている学童。

こどもたちの成長に関係のない「習い事」を実施して、窮屈な生活を強いる学童。

現場の職員がどんなにこどものことを考えても、経営者がこどもに負担を強いるシステムを採用している限りこれらの問題は解決しません。




そこで私たちは、こどもたちがのびのびと過ごせ、健やかに成長できる。そんな学童を設立することを決断しました。

預かるだけの場所でもなく、一方通行の習い事でもない。

こどもたちが将来のために学び、育つ場を作ろうと。


それからは、仕事の合間や休日に集まっては議論を重ねました。


こどもたちが小学生の間に身につけるべきチカラとはなにか。

どうすればそれらの能力が身につくのか。


長時間学童で過ごすこどもたちの負担を減らし、のびのびと過ごしてもらうためにはどうしたらよいか。


持続的、長期的に学童を運営していくためにどのようにコストを抑え、運営費を確保していくか。



侃侃諤諤とした議論は夜を徹して続き、金曜日の夜から始まった話し合いは仮眠を挟んで日曜日の夜まで続くのがお決まりでした。

そうして朝日を迎えること約300回。3年もの時間を経て生まれたのがCFAKidsです。

通常、ベンチャー企業などはスピードを大切にしており、事業を始めるまで3年間も準備をするというのは考えられないことです。

しかし、私たちの大切にしているものの一つに”Failure Is Not an Option ” という言葉があります。

大切なお子様を預かるのに、走りながら運営体制を整えていくなどありえません。


CFAKidsではこどもたちがなにかに挑戦して失敗することを大いに推奨していますが、こどもたちの将来に関わる私たちには、失敗という選択肢はないのです。